崖っぷち薬局長のでぃーです。 突然ですが、皆さんの職場には「存在そのものが恐怖」というスタッフはいませんか。 私の運営する薬局はスタッフ12名ほどの中規模拠点なのですが、実はお恥ずかしいことに、私は今、猛烈に胃を痛めております。
30代、同期最速での薬局長昇進。 しかし、現実は甘くありません。 配属先は、前任者が人間関係に絶望して去った「お局様」の巣窟だったのです。
年上の部下というのは、想像以上に扱いが難しいものですね。 特に、現場を牛耳るベテランスタッフの存在感は圧倒的です。 ところが先日、その「お局様」が珍しくお休みをされました。 そこで私は、ある奇妙な現象を目撃することになったのです。
恐怖の主がいない日に起きた「ある異変」
薬局は忙しいはずなのに、なぜかスタッフ全員が生き生きと動いていました。 彼女がいないだけで、職場の空気が物理的に軽くなったような錯覚すら覚えたほどです。
なぜ、一人欠員が出ている状況で、組織のパフォーマンスが跳ね上がったのでしょうか。
まず、現場の透明性が劇的に改善されました。 普段は「余計なことを言うと睨まれる」と沈黙していた若手が、自ら業務の改善案を口にするようになったのです。 恐怖による支配が消えたことで、スタッフの脳がようやく本来の機能を取り戻したのでしょう。
何より若手社員が主体的に動いてくれたことに感動しました。今まではお局様がいるだけで自分の意見を言えずに我慢していたのでしょう。本当にごめん!
「心理的安全性」という名の見えない資産
コミュニケーションのスピードも、驚くほど加速しました。 厳しい上司やお局様がいる環境では、スタッフは「正解」よりも「怒られないこと」を優先して動いてしまいます。 彼女が不在になった瞬間、この「思考の検閲」という無駄な工程が消滅しました。 結果として引き継ぎがスムーズになり、組織としての生産性が向上したわけです。
お局様という存在は、いわば現場の「ボトルネック」になっていたのですね。
私自身、効率的に業務を行う上でボトルネックの判断を行うべきだと常に考えておりました。しかし業務の見えない過程でそれは存在していました。
一人の機嫌を伺うために、11人の能力が制限されている。 これはマネジメントを行う側からすれば、極めて異常な事態だと言わざるを得ません。
薬局長が分析する「お局コスト」の衝撃
私は彼女が職場に撒き散らす「負のコスト」を算出してみました。 萎縮した新人の教育停滞による損失。 優秀なスタッフが離職(前任の薬局長のように)を検討するリスク。 そして、淀んだ空気によって低下するオペレーション効率。
これらを合算すれば、彼女に支払っている給料を遥かに上回る金額が、毎日ドブに捨てられている計算になります。 極論を言えば、彼女が休んでいる日の方が、会社としての利益率は高いのかもしれません。 「人件費削減」を議論する前に、まず取り組むべきはこの「目に見えない損失」のカットでしょう。

まとめ
5000万のローンを抱え、逃げ場のない若造薬局長として、私はこの「負の資産」とどう向き合っていくべきか日々葛藤しています。 組織を良くしようと考えたとき、答えは意外とシンプルなのかもしれません。
皆さんの職場でも、同じような現象は起きていませんか。 「特定の誰かがいない方が、仕事がうまく回る」 もしそんな皮肉な経験や、この現象にふさわしい名前があれば、ぜひコメントで教えてください。
泥臭い現場から、最強の組織を作るためのヒントを一緒に探していきましょう。

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